ようこそ発見|この街で過ごす共立女子大生と立ち止まる「じっと見てみると、出会う体験」
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何百年も前から続くものと、新たな風を吹き込むものが入り混じる街、東京・神田。立ち並ぶビルの隙間に入り込めば入り込むほど、さまざまな出会いが待っています。
そんないくつもの楽しみが潜む街を、さまざまな視点で探るべく立ち上がった企画「ようこそ発見」。学生が主役となって街のあらゆる一面を発見するワークショップを行い、フレッシュな見方をお届けしていきます。
「わたしの好きな場所」をテーマに、カメラ片手に街に繰り出した昨年に続き、共立女子大学の建築学科の学生のみなさんとこの街の観察をするワークショップを行い、8月6日から31日までの間、神田ポートビルにて作品を展示しています。
今年のテーマは「じっと見てみると、出会う体験」です。これは、どこか自分が気になった場所で、わざわざ出来るだけ長くその場所から離れずそこに居ることから始まります。そして写真を撮ってみたり、スケッチしてみたり、「じっとその場をよく観察するように見て来てください。」というお題を元に、彼女たちが立ち止まって感じた光景を思ったり考えたりした、ことば達の発表です。
観察するようになにかをじっと見ることは、どこか忍耐のいる体験とも言えます。ただそこで、時に私たちは「モノを見ているようで、(本当は)見てはいない」ことに気づいてもらえたら、そこがあらたな出会いの場となることを期待したいと考えました。
いつもの日常を違った見方で見てみる。そんな出会いであったり、発見のための時間体験をおたのしみください。
神田ポートクリエイティブディレクター/写真家・池田晶紀
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この街で過ごす学生のみなさんが「街の観察」をテーマに制作した、写真とスケッチと言葉による作品たち。「じっと見てみる」ことで出会う気づきや感情の先には、彼女たちが学生生活を送る上でのこの街との独特の触れ合い方が垣間見えます。学生と神田に潜む魅力とそれを掘り起こす手法を探る「ようこそ発見」。次回もおたのしみに。